プロフィール

みきこ

Author:みきこ
福島県いわき市在住
1977年4月3日生 
おひつじ座
♀ A型 

普通の家庭で育ち、お寺に嫁ぐ。

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5年経って、今日

5年前のまさに今日、あの恐ろしい地震が起きました。
今日は朝から何となく気持ちが落ち着かず、ただただ、何事もなくあの時間が過ぎ、一日が終われば良いなあ、とそんなことを思いつつ、職場へ。
5年前と同じ繁忙期の真っただ中で、5年前と同じ作業を黙々と繰り返しつつ、あの日のことを思っていました。
あの時刻がやってきて、職場で黙祷があり、外ではサイレンが鳴り、その時間は何事も過ぎ、今日もあと数時間で過ぎようとしています。
あの日から5年。
5年も過ぎたら、もっと、目に見えて何かが進んでもっと良くなっていると思っていました。
でも、そんなことはないですね。
沿岸部はまだまだ更地だらけで、新しい家もちらほら建ってはいるけれど、元のようなのどかは風景ではない。
あちこちに仮設が残り、復興住宅が田んぼや畑をつぶしたところに建っている。
いわきの人と相双の人が仲良くなったようにも見えない。
それでも、都会に住む人たちは「もう復興してるんじゃないの?」という目で見ていると感じる。
夫君は今日のような日に東京に会議に呼び出されてることからもそう思う。
宗教家として本来であるならば。
自分から被災地と呼ばれるところに赴いて、こちらのお寺に来てお経の一つでもあげるのが気持ちのある人のすることなのではないだろうかと思う。
夫君は抗議をしてみるとは言ったけれど。
宗という大きな組織の中で給料取りのサラリーマンになってしまうと、そういう心までも“亡くして”しまうのか。
そのおかげで、私はあの日と同じように家で一人、時間を過ごしている。
あの夜とは違うのは空気に人々の恐怖の色が含まれていないことかな。

朝から特番を流しっぱなしのテレビ。
何となく気持ちが滅入ってくるのは私だけなのだろうか。

慰霊の日に一人で過ごす夜に。

あの日と同じ

今日から3月ですね。
今年のカレンダーを見て気づかれた方はいらっしゃるでしょうか。
今年の暦はまるきり5年前と同じ日めぐりです。忘れもしない、5年前の3月11日は今年と同じ金曜日でした。
月日が経つほど、あの日の映像、体験や証言を見たり聞いたるする度に涙が止まらなくなってしまうようになり、これがいわゆるトラウマ、PTSDってやつなのか、と自分でも驚いています。
5年も経ってから出てくるとは。

でも、世間様はそうではないのですよね。
震災はもう終わった、遠い過去のことのような空気。
でも、まだまだ、仮設に住んでいる方もいるし、海沿いは分譲が始まった箇所もあるけれど、まだまだ更地が多いし、道路も凸凹のままのところが多いし、被害を受けた地域はまだまだ復興の道半ばです。
目に見えて進んでいる所ももちろんありますけどね。
でも、仏教系の支援団体の打ち合わせが11日に予定されていて、被災県の関係者が打ち合わせのために東京に呼ばれているとか、そういう信じられない事を目の当たりにすると、都会の人はもう忘れてるのだな、と実感します。この日こそ、みんなで5年前のあの日と、あの日に亡くなった多くの方を悼む日だろうな、とは思わないのですね。宗教に携わる方達ですら、そのような予定を組むくらいだから、他の方など、推して知るべしですね。
いつまでも悲劇的なことばかりを言うつもりはないのだけれど、でも、やっぱり、そう感じてしまい、何となく卑屈な気持ちになってしまう。
前に進むことと忘れることは違うのだけどなあ。

今だにあの日の記憶は鮮明です。あの日と同じ仕事を同じ場所でしていることもあると思うけれど。

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